本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

伝記:グロリア・スタイネム/WhoHQシリーズは芸が細かい

こんにちは。

 

WhoHQシリーズの個人的な

難点は、、

絵が苦手なことが多いんです。

 

そもそも

いわゆる、アメコミの絵柄が

苦手なので(ストーリーは

好きなのも多いです!)

表紙の絵は好きなんですが、

挿絵はあれ?ってことが多いです。

 

挿絵だと

サカガウィアは好きでした。

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珍しいタッチが自然が色濃く残る

描写によく合っていました。

 

今回のスタイネム

タッチは好みがあると思いますが

芸が細かいですね。

 

キング牧師が暗殺された

ニュースの場面では

実際の新聞を細かく表現しています。

 

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実際の新聞記事がこちら

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本文では、assassinated と

書かれていますが

新聞で slain です。

私は slay は初めでだったので

勉強になりました。

 

少し硬めの表現なんでしょうか。

わざわざ硬めの表現を

使った新聞を選んでるのかなーと

思います。

他にも、当時の新聞では

見出しが muderded や killedのものも

あったので。

 

こうやって言葉を

学ぶのねーと

考えながら読むのも

面白いです。

 

今回のイラストレーターさんは

これ以外でも

建物の描写が細かくて

カラーでみたくなりますよー。

Who is/wasシリーズの良いところ3つ。

こんにちは。

 

SNSで今年の振り返りが

増えてきましたね。

 

私は今年は気づけば

「WhoHQたくさん読んだ年」でした。

 

改めて読んでみてよかったのは3つ。

 

1、一冊読んだ達成感が味わえる

英語が優しく、章立ても短いので、

途切れ途切れでも読み進めやすいんです。

英語の本を一冊読み切った感は

英語学習者には嬉しいです。

 

2、アメリカ人が見るアメリカ史がわかる

子供向けではあるものの

公民権運動などは日本で習う以上に

深く説明されています。

日本でもBLMなどに興味を持つ人が

増えている中、

翻訳して届けたいくらいです。

 

3、安い&迷わず選べる

意外と洋書は高いんですよね。

でも、WhoHQシリーズは

Kindleならほぼワンコイン(500円)。

しかも、同じレベルでたくさんあるので

レベルを気にせず好きな本が

選べます。

 

反対に、レベルが上がったという

実感が湧きにくいので、、

それは読む速度などで測る必要があります。

 

読みはじめたのは3年くらい前ですが

読む冊数が増えると

良さもよりわかってきますね。

 

日本も子供向けに

似たようなシリーズ作ったらいいのに〜

と思いながら読んでます。

 

今日は「グロリア・スタイネム」を

引き続き読んでますよ。

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拡張高いとかではないんですが、

日本語とは構造が全然違って

英語らしい。

こんな英語を書いてみたいなーと

思ったので、記録しておきます。

 

 

 

伝記:グロリア・スタイネム(Gloria Steinem)/若草物語のジョーが好きなら読んでみて

こんにちは。

 

Who 「is 」シリーズ、

新しい本は

グロリア・スタイネム

ご存命で、今年86歳。

アメリカのジャーナリストで

フェミニスト活動家です。

 

作者は引き続き

Sarah Fabinho。

安定の読みやすさです。

 

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まだ高校卒業目前まで

読み終わって、

すでに選んでよかったーと

いうポイントは

グロリアの好きな本に

若草物語(Little women)が

挙げられていること。

 

さらに、グロリアは、

ジョーに憧れて

ジャーナリストになろうとしてます。

 

私もジョーに憧れてた

時期があるので

これは嬉しいシンクロです。

 

母親の介護で普通の学生時代とは

異なる生活を送りながら

若草物語をはじめ、

様々な物語に出会う様子は

本好きにはたまりません。

 

若草物語って当時、

男性が主人公がデフォルトだった中、

若い女の子の

日常に焦点を当てた

珍しい本だったんですね。

 

女性でもできるってことを

証明できる、という

機運が高まる時代に

若草物語がか取り上げられるのは

そんな背景があったんだーと

勉強になりました。

 

明日から、グロリアの人生を

体験するのが楽しみです。

 

 

伝記:フリーダ・カーロ 読了/生きることの美しさ

こんにちは。

 

Who wasシリーズ

フリーダ・カーロ

読み終わりました。

 

ジェットコースターのように

後からあとから

良いの悪いも

出来事が起こるので

ハラハラどきどきの1冊でした。

伝記の感想としては

珍しいですかね。

 

フリーダの人生ほどではなくても

辛いとか苦しい時は

またフリーダの人生を読み返そうと

決めました。

 

思い悩んだり、苦しんだり

それでも生きてる限り

命を燃やすことは

美しい!と体現している女性です。

 

偶然、岡本太郎さんの

『自分の中に毒を持て』を

別で読んでいたのですが、

表現することは周りを気にするとか

褒められるとか不純なことじゃない。

芸術とは生きることそのものだ、

ということが書かれていました。

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フリーダの人生は

生きることが芸術だという言葉

そのものでした。

 

整っているとか

上手いとか

綺麗とはまた違う、

苦しみも

悩みもひっくるめて

自分の感情ごと引き連れて

生きていくと

美しさが表れるのかな〜と

まだ消化し切れないながら

考えました。

 

もっとフリーダの人生を

知る人が増えたら

苦しみは無くならないけど、

自分が生きてることの大切さを

感じる人が増えるんじゃないかと

思います。

 

私が書くとどうしても

陳腐ですね。。

 

実際にフリーダの人生に触れて欲しいです。

 

 

 

 

伝記:フリーダ・カーロ/Who wasシリーズがちゃんと子供向けだった件

こんにちは。

 

引き続き、Who wasシリーズ

フリーダ・カーロです。

 

今まで、Who wasシリーズは

大人が読んでいても

十分面白いな〜と思っていましたが

今日は、ちゃんと子供向けに

配慮してるんだな、と

気づいたエピソードです。

 

壮絶な事故を経験しながらも

アーティストとして

絵を描いていくと

決意したフリーダは

運命の出会いを果たして

かなり年上の

著名なアーティスト

リベラ・ディエゴと結婚。

 

大きなディエゴと

繊細なフリーダは

「象と鳩」と

例えられたそうです。

 

フリーダはディエゴを

アーティストとして尊敬し、

自分が彼の素晴らしい創作を

支えるんだと

結婚生活に入るのですが、

ディエゴのアメリカでの

生活などを通じて

(フリーダはメキシコに帰りたくて

ホームシック)

ふたりに間に喧嘩が多くなります。

 

この喧嘩、理由が説明されない場面が

多くて、歯切れが悪いので

何があったか、ついつい調べたところ、、

ディエゴとフリーダの妹の

クリスティーナの不倫が

原因だったよう。

 

事故の後遺症から

子供が産めない体だと判明し

(それまでに流産も経験しています)

打ちひしがれるフリーダに

追い討ちをかける

夫と妹の不倫。

 

ドラマですね。

子供は知らなくていいかと

判断されたようです。

 

読み終わった6章はタイトルが

Ups and downs』でしたが

次の7章は『Up and Up 』なので

いい方向に進むといいです。

 

 

伝記:フリーダ・カーロ/VIVA LA VIDA !

こんにちは。

 

Who wasシリーズ

今回はFrida Kahlo(フリーダ・カーロ)です。

作者はもちろん、Sarah Fabinho。

今回も出だしから

いい感じで読めています。

 

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アーティストとしての

イメージしかなかったのですが、

子供時代は、

クラスの人気者的な

正統派の優等生だったんですね。

 

1900年初頭、メキシコで

ポリオの影響で右足が

peg leg と呼ばれて

からかわれても

くじけず、腐らず

自分のいいところを

ぐんぐん伸ばしいく

彼女のこれからの話が

楽しみです。

 

彼女自身の努力や性格もあるのでしょうが

青い家で育てた両親の

育て方もいい影響だったのかな〜と

興味が湧きます。

 

覚えた熟語は

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put one's mind to

~に注意を向ける、~に全力を傾ける、

~に専念する

 

本気になったらなんでもできる!

彼女なら

誰よりも説得力を持って

体現できただろうと思わせます。

マンガを読まなかった1ヶ月と「金色のマビノギオン」

こんにちは。

 

実は1ヶ月くらい思うところが

あって、マンガと小説を

断ってみました。

 

多分、小学校低学年以来ですね。

フィクションを読まないのは。

できるのかな?と思い

チャレンジしてみました。

 

案の定というか、

無くても大丈夫でした。

突然、狂ってしまうとかはなく、

マンガを読んでいた時間を

他のことに使えて有意義だった

と言えます。

 

1ヶ月過ぎたところで

どうしても読みたくて

フィクション断ちを破ったのが

こちら。

 

金色のマビノギオン ーアーサー王の妹姫ー

by山田南平

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既刊4巻です。(上の画像は1巻)

 

現代の高校生が

アーサー王の時代に

タイムスリップするという

まぁファンタジーです。

 

久しぶりにフィクション読んだら

世界にハマるのに時間が

かかりましたよ。

これは新たな発見です。

 

英語の文章もちょっと離れると

前まで読めてたレベルの文章が

読めないんですが

始めに引っかかる感じが

似てました。

 

1巻の半分ぐらいで

引っかかりは取れて、

あとは世界に没入。

 

心が動きますよね。

この1ヶ月の間にはなかったので

幸せな余韻でした。

 

これで考えたのは

「なぜフィクションを読むのか」

最近、よく考えるのですが、、

やっぱり結論は

心を動かしたいから。

 

何で動くかは人によって

違っていて

スポーツ観戦の人、

映画の人、

で、

私はフィクションなんですね。

 

心が動かなくても

生活はできるんですが

色彩がついてないような

感じ。

 

子育てしていると

ふとした瞬間に

色づくことは

増えたんですが、

それでも

フィクションがないと

人生がサプリみたいで

味気ないです。

 

それを実感できてよかったな、と。

 

「〜断ち」は食事以外にも

有効ですよ。