本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

学習として機械翻訳を使うには

こんにちは。

久しぶりにたっぷり
自分時間ができたので
積んでいた(日本語の!)
本を読み漁りました。
至福。

まずご紹介したいのは
ずっと気になっていたこちら。

イタチ村のイタチたちが
「楽をして暮らしたい!」という
根源的な欲求から
欲望を叶えるロボットを作るために
他の動物たちの助けを借りながら(?)
人工知能ディープラーニングを含む)を
試行錯誤して組み立てていく、、
果たして完成するのか??

という物語仕立ての部分と
それに沿った解説の部分の2部構成。
今の人工知能ってこうゆう発想で
作られているのだ!と
噛み砕きまくって説明されていて
拝みたくなりました。

なぜ機械翻訳と人の翻訳は違うのか
ここまで言語化された本には
出会えてなかったです。

機械翻訳に限った本ではないんですが、

私にとっての重要トピックスということで)

言語学という文系と人工知能という
理系の分野で
研究している人は「そもそも違うよね」
と文章化する必要を感じてないと
思うのですが、
断じて、そんなことはない。

コミュニケーションツールとして
機械翻訳や自動通訳機を使うのに
人との違いがわからないと
出力結果の違いについて理解が
できないのです。

例えば、英検のライティングに
取り組んでいて
Google翻訳やDeepLを使うことが
あります。
これを効果的に使うためには
日本語の入れ方を考えたり
(主語を補ったり、文構造を変えたり)
出てきた英文のコロケーションを
確認する必要があります。
これを知らずに使うと
思った通りの文章にならない。

機械翻訳を使うときの
具体的なハウツーは
この本が断然、おすすめです。

そして、なぜ、このハウツーが必要なのか
を今回の本は説明してくれています。

なぜ、エクセルが自動で計算できるのか
なぜ、iphoneで音楽が聴けるのか
別に仕組みがわからなくても
問題ないので、機械翻訳も知らなくて良いよね
という意見もあります。
ただ、自動翻訳(通訳)という正解のない
課題に機械を使って向き合う場合、
自分の出す結果には
自分しかOKを出せないので、
ある程度、結果が出る仕組みを
知っておかないと
怖いなぁと思います。

この概念がもっと広まるといいんですが、、
それと人工知能の進化と
どっちが早いでしょうね。

1点、目からウロコだったのは
「機械は必ずしも人間とおなじ情報処理をしなくていい」
というところ。

人間がどうやって翻訳をしているのか
解明しきれていないのなら
機械はそのマネができないから
機械翻訳は進化が遅いんだと
思っていましたが、
機械と人間はいろんなことが違うし
別のアプローチ方法で
問題を解決しちゃうかもしれないんですね!

現状の機械翻訳の危険性は
感じつつ、、
やっぱり言葉の壁がなくなる
将来を夢見たいです。

 

でも、その夢が叶うとしたら
英語基軸が一番なのは自明なので、
英語の学習はがっつり続けますよ〜