本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

伝記:ジュディ・ブルーム/小説は心を救う

こんにちは。

 

今度は、Who is/was シリーズの

ヤングアダルト作家の

ジュディ・ブルーム(Judy blume)です。

 

今回はご存命なので(2020年現在、82歳)

Who “is” Judy Blumeです。

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空想大好きな少女が、

1970年代の他の女性と同じく

大学を出て、

家庭を持ち、

ゴルフやショッピングで

時を過ごすのに虚しさを

感じて、

やりたかったこと

つまり、『物語を書く』ことを

始めて、ベストセラー作家になる〜という

サクセスストーリーです。

 

もちろん

途中、出版社に

「あなたに才能はない、

諦めなさい」と言われたりしても

あきらめない。

大事ですね。

 

ただ、ベストセラーになった理由は

面白い物語だけではなく

自分が思春期の時の

悩みに応えてくれるお話を

書きたい!という

強い意志があったから。

 

思春期特有の

体の変化は

当時タブー視されていて

表現されることがなかったんですね。

それを「みんな

同じように悩んでるんだよー」

と表に出してくれたのが

ジュディだったわけです。

 

ハウツー本や啓蒙書も大事ですが、

色んな立場の人の

思いを体験する、

自分と同じ悩み

違う悩みを知るという意味で

小説に救われることは

多いですよね。

 

救われたことに何年も

後になって気づくこともあります。

 

効率化とはほど遠いですが

ジュディの小説に救われた心は

いっぱいあるんだろうなぁ。

 

早速、翻訳本の

「神さま、わたしマーガレットです」を

図書館で予約してみました。

(残念ながら、翻訳本は絶版なので)

 

ベストセラー作家になった

ジュディのその後のお話が

楽しみです。