おすすめの理由 3つ/ソロー『森の生活』を漫画で読む
こんにちは。
アメリカの思想家
ソローの森の生活を
抽出した
バンド・デシネ。
その名も
ソロー『森の生活』を漫画で読む
by ヘンリー・ディヴィット・ソロー 文
ジョン・ポーサリーノ 編・絵
金原瑞人 訳
買おうかどうしようか
結構迷ったんですが、
読んでよかったので、
同じく迷っている方のお役に立てれば。
(ソロー「森の生活」自体は
未読です)
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理由その1
翻訳がいい
ソロー自身も漫画を書いた人も
小難しいことを書こうとしておらず
自然体。
その方の力が抜けた感じが
しっかり翻訳文にも出ていて
眉間に皺を寄せずに読めます。
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理由その2
最後の「抄」がいい
漫画として
抜粋+切り貼りした作品の
抜粋部分の文脈全体が
読めるようになっていて
とても親切。
わたしは初めの漫画だけだと
理解が浅いまま終わってしまった、
と感じました。
「抄」を読んでから
漫画部分を読むことをおすすめします。
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理由その3
何度も何度も読める
一回で理解できなくても
いいやーと
軽く読めるのが
漫画の良さ。
絵を追うだけでも良くて
引っかかる部分が毎回違うので
「お」と思った部分を
再読。
短いけど、色んな発見があって
お得です。
ソローが眺めていた湖のように
透明で底がすぐみえそうなのに
実は深い。
深呼吸したくなる本でした。