バンド・デシネ:家について考える時に
こんにちは。
「バンド・デシネ」という
フランス語圏のマンガ
(グラフィックノベルとも)の
存在を知って、
少しづつ読み始めています。
アメコミは昔から知っていたのですが
ヒーローものの絵が正直、
苦手で。
アニメのミュータントタートルズは
すごく好きだったのですが
原作は怖い。
と、スルーしてました。
が、色々なジャンルがあるんですよ!
今回は、家族の絆を家を軸に描いた
こちらです。
家 by パコ・ロカ 小野耕世・高木菜々 訳
スペインの作家さんです。
3人兄妹のお父さんがなくなって
お父さんが大事に手入れしていた
(なくなった後、ほったらかしだった)
家を売るために、
3人で手を入れ始めるが、、
というストーリー。
『家』から舞台が移動することはなく、
ずーっと『家』が主人公です。
そのうち映画になるんじゃないかな。
舞台はどこの国でもよくて
(内容が普遍的ですね)
日本でもいい映画がつくれると
思うんですよ。
大きな事件はおきず
淡々と進むのですが、
兄妹やその家族(妻や子供)の
表情や動きも
すごく繊細に描いてあって
話の中に
グイーッと吸い込まれていくかんじで
読めました。
家を建てる、引っ越す、
模様替えをする、
家具を買う、
さまざまな場面でこの
お話を思い出すと
今の自分だけではなくて
将来の自分と
対話しながら決められそうです。
オノ・ナツメさんの
ハヴ・ア・グレイト・サンデーが好きな
人に特におすすめです。
バンド・デシネは
日本のマンガと比べると
オールカラーで
ページ数が多くて
高いんですよね。
画集ですね。
日本の漫画家さんも
オールカラーで
画集じゃなくて
ストーリーものを
もっと出せるように
なったらいいのに〜。