小説:必死になりすぎてるなと思ったら
こんにちは。
常にマンガやら小説やら
活字を読んで生きてるのですが
ジャンルの波はあります。
今は「淡々と」がテーマのようで
波乱万丈伝とか
ジェットコースターより、
日常の暮らしの中の
お話がブームです。
(社会が目まぐるしく変化してるから
ですかね。あとは夏バテ、、)
ゆったり時間を大切に過ごしたい時に
読み返したいのがこちらです。
ミ・ト・ン by 小川糸 画 平澤まりこ
雑誌MOEで連載されていて、
途中の1話読んだだけで、
絶対単行本で買おうと決めた本です。
ラトビアをモデルにした
架空の国で一生を過ごす
女性のお話。
波乱万丈はないと
書きましたが、
人の一生ですから
色んなことが起こります。
それでも無情に「淡々と」
過ぎていく日々がきれいな
風景描写と挿絵とともに
進みます。
元気づけられるわけでもなく
教訓めいたことがあるわけでもない。
でも、人生は進んでいくからには
自分の決めた美しい方向に
進めよう。と思わせてくれる
お話です。
雪が降っている時の
しずかーな、音のない世界の
物語です。
静かになりたい時にどうぞ。