本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

ルポ:「水」を意識してみる

こんにちは。

 

「水」という文字をみて

何を連想しますか?

わたしは小さい頃に遊んだ

山の湧き水を思い出します。

 

親の実家があった山の集落では

水道の蛇口はきゅっと閉まらず

絶えず水が細く流れていました。

(寒い時期の凍結防止が主な理由)

その水は山から直接引かれていて

夏でもすごく冷たく

美味しかったです。

 

当時(今もですが)

自分の家で蛇口を締めないのは

考えられなかったので

田舎の家で蛇口から

ずーっと流れ落ちる水が

忘れられませんでした。

 

水を意識したのはそれが

初めてだったと思います。

 

今回はそんな「水」がテーマです。

 

100年後の水を守る〜水ジャーナリストの20年〜 by 橋本淳司

 

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題名通り、水ジャーナリストの

橋本さんが

ジャーナリストとして「水」に

関わってきた経緯、

伝えたいことをまとめた本です。

 

水不足の問題を抱えたり

危険な水を飲まざるを得ない国や地域。

日本の水資源の問題。

話題は多岐に渡りますが、

子供にも読みやすい内容なので

小学生にももっと

関心を持ってほしいと思いました。

 

まず第一歩は「水」に関心を

持つこと。

本の中で小学生と

『1日50リットルの生活』を体験する

プログラムの様子が紹介されています。

 

水を2分間出しっぱなしにすると

24リットル、

トイレを1回流すと

10リットル。

 

そう言われると、

今日、今までで私は

どのくらいの水を使ったでしょう?

 

きれいな水が飲めない地域があるから

自分は水を飲まない。

と言っても問題は解決しません。

 

ただ、当たり前の様にある「水」を

意識して使うようになったら、

真剣にあと何リットル使えるか、

考えるようになったら。

それはすごい大きな一歩です。

 

子供だけでなく、大人だって

必要なプログラムだと感じました。

 

日本が世界に誇る水道の歴史

水と生きてきた歴史を元に

「水」を意識して

末永く水を使えるように

情報を集めていきましょう。