ミステリー:気軽に読みたい美術謎解き
こんにちは。
学生時代は海外にそこそこ
旅行やボランティアや勉強に
出かけていました。
コロナ関係なく
子供がいると海外旅行とは
縁遠くなっていますが
本が読めれば行った
気分が味わえますよね。
今日の旅行先は
イタリア、ローマです。
読んだ本は
ラファエロ贋作事件 by イアン・ペアズ 作 鎌田三平 訳
きっかけは、最近発売になった
同じ作者の
『指差す標識の事例』が
気になったので、事前に
どんな作風なのかな〜と
探したところ、絶版に。
図書館で借りました。
(表紙はラファエロ作 Joanna of Aragon)
日本での出版は1995年。
内容は
ラファエロの知られざる傑作が
聖画の後ろに隠されていると
主張する青年が放浪罪で保護。
ところが、その聖画は
すでになく、誰かがひみつに
気付いて盗んだのだと
考えられるが、、?
美術ミステリーに
ありがちな設定ですが、
逆に非現実的な部分はなく
淡々と読めるのが好みでした。
美術ミステリーといえば、
今をときめくダン・ブラウンの
ラングドン教授シリーズは
大好きですが、
比較すると本作は
ハラハラドキドキは控えめ。
オチもびっくりするくらい
シンプルでした^ ^
ただ、現実はそんなものかもと思います。
出版の時期的に
翻訳、難しかったらどうしようと
若干不安でしたが、
テンポ良く進んで
読みやすかったです。
本作が作者の方の
デビュー作ということで、
『指差す標識の事例』も
楽しみになりました。
(上下巻の大作なのでちょっと
躊躇してましたが、
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「薔薇の名前」とアガサ・クリスティの名作が融合したかのごとき、至高の傑作!
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この煽りに素直に煽られて
読もうと思います!)