本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

ミステリー:気軽に読みたい美術謎解き

こんにちは。

 

学生時代は海外にそこそこ

旅行やボランティアや勉強に

出かけていました。

 

コロナ関係なく

子供がいると海外旅行とは

縁遠くなっていますが

本が読めれば行った

気分が味わえますよね。

 

今日の旅行先は

イタリア、ローマです。

 

読んだ本は

ラファエロ贋作事件 by イアン・ペアズ 作 鎌田三平 訳

 

きっかけは、最近発売になった

同じ作者の

『指差す標識の事例』が

気になったので、事前に

どんな作風なのかな〜と

探したところ、絶版に。

図書館で借りました。

 

(表紙はラファエロ作 Joanna of Aragon)

f:id:thousandsBooks:20200905220610j:image

 

日本での出版は1995年。

 

内容は

ラファエロの知られざる傑作が

聖画の後ろに隠されていると

主張する青年が放浪罪で保護。

ところが、その聖画は

すでになく、誰かがひみつに

気付いて盗んだのだと

考えられるが、、?

 

美術ミステリーに

ありがちな設定ですが、

逆に非現実的な部分はなく

淡々と読めるのが好みでした。

 

美術ミステリーといえば、

今をときめくダン・ブラウン

ラングドン教授シリーズは

大好きですが、

比較すると本作は

ハラハラドキドキは控えめ。

オチもびっくりするくらい

シンプルでした^ ^

ただ、現実はそんなものかもと思います。

 

出版の時期的に

翻訳、難しかったらどうしようと

若干不安でしたが、

テンポ良く進んで

読みやすかったです。

 

本作が作者の方の

デビュー作ということで、

『指差す標識の事例』も

楽しみになりました。

(上下巻の大作なのでちょっと

躊躇してましたが、

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薔薇の名前」とアガサ・クリスティの名作が融合したかのごとき、至高の傑作!

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この煽りに素直に煽られて

読もうと思います!)