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翻訳の正解を考えて欲しい

こんにちは。

今日はある言語のトライアルの
準備をしていました。

評価はもちろん、
別の翻訳者さんが担当するので
私は評価基準を決めたり
各候補の人の訳文の体裁を
整えるのが役目です。

候補に上がってる方が
トライアル合格されたら
お仕事をお願いするのは私なので、
メールの対応や
コメントの付け方などは
メモしておきます。

今回はある一定の基準をお伝えした上で
翻訳していただいたのですが
それでも和訳では
・原文にないカッコを使って、
読みやすいように整える方

・カッコは使わずに、長めの文章で
構成させれる方
・原文通りの順番で訳される方
すごく色々でした。

そして、訳文はどれも間違えではないのですが
正解は産業翻訳なので
クライアントが欲しい文章ですよね。

さて、では、どんな翻訳が欲しいのか
翻訳を依頼する人たちは
考えているのかなぁ。

翻訳はどれも同じではないですし
用途によって変えられるのに。

イラストやライティングだって
ターゲット、ニーズに合わせて
細かく打ち合わせをして
依頼しますよね。
翻訳も同じようにしないと
希望は伝わらないのに、
「〇〇語になってればいいから」
と依頼されると、
もったいないなと思ってしまいます。

依頼を受ける側もちゃんと
説明できるようにしないといけないですね。

一つの原文で複数の訳文を
見るのはあまり経験がかったので
新鮮でしたし、
どの訳文も間違えじゃないなぁと
比べていくと
依頼する側(コーディネーター含めて)の
手腕が問われていると
感じたのでした。