本棚の前が定位置

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「ポストエディット」は簡単じゃない!

こんにちは。

今日、偶然、「ポストエディット」の
話題が全然関係ないところで
2回も出ました。

ちなみに「ポストエディット」とは
機械翻訳の出力を
人間が修正する作業のことです。
この作業をする人を
「ポストエディター」と呼んだりします。

私が初めてこの言葉を聞いたのは、
もう4・5年以上前。
ずいぶんと市民権を得たんだなぁと
感慨深かった、、と同時に
やっぱり理解されづらいんだなぁ。

機械翻訳後の文章から
人名などの固有名詞や数字の変換ミスや
原文の解釈ミスを見つけて
修正していくのですが、、
この作業がどうも簡単という印象が
あるようなんです。

機械翻訳の性能が上がったから
ちょっと修正すればOKという
イメージがあるらしい。。
でも、仮に修正量が少しだとして、
その修正箇所に気づいて
さらに正しく修正するには
かなり高い能力が求められると
思うのですが、、?

今の機械翻訳は流暢に訳すので
(意味が正しいかどうかより
読みやすさ重視です)
ざっと読むだけでは、
ミスが見つからないことも。
そして、全く反対の意味になってることに
気づかないのも容易に想像がつくのです。
これは一から翻訳するより
難しいのでは?

他の人の翻訳をチェックしたり直したりは
しない翻訳者さんたくさんいますものね。。

ポストエディットが軌道に乗るとしたら、
機械翻訳のクセを理解して
パートナーとして付き合いながら
すごい速度で翻訳納品してくれる
翻訳者さんが必要ですね。
本当にいたら業界でひっぱりだこになりそう!
イメージはスナイパーです。
(コルトパイソンと冴羽獠みたいな)
ポストエディットってそれぐらい
すごい能力なんですよー。

今日会った人たちにも、もっとちゃんと
伝えられればよかった。

 

もし、そもそも翻訳ってそんなにすごいの?
と思う方がいたら、
ぜひこの本を読んでください!

古代から現代までの「翻訳」への覚悟、
翻訳者の意気込み、生き様が伝わってきます。
かっこいいです。翻訳者さん!