本棚の前が定位置

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突然、無性に読みたくなる/レキシントンの幽霊

こんにちは。

 

今日は時間があるな〜と

思った瞬間、

突然、「レキシントンの幽霊」が

読みたくてたまらなくなって

本棚を漁りました。

 

普段は全然忘れてるんですが

突然!読みたくなる本って

ありませんか?

 

来年(2021年)

村上春樹ライブラリーが

オープンするという

ニュースを目にしたせいかもしれません。

 

レキシントンの幽霊 by 村上春樹

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短編が7篇収録されていますが

読みたくなるのは表題の

レキシントンの幽霊」。

 

今、高校の教科書にも

採用されているそうで、

結構、驚きでした。

 

私も初めて、

レキシントンの幽霊」を

読んだのは高校生でしたが

全然、理解できませんでした。。

 

ただ、舞台や言い回しが

かっこよくて、憧れた、

という感想でした。

 

これまで何度も読み返していますが

今回は、

「僕が今ここで死んでも、世界中の誰も、そんなに深く眠ってはくれない」

ここを何度も読み返してしまいました。

 

眠ってくれないことが

寂しいとか

悲しいとか

を意味しているとおもっていましたが

もしかしたら、

少しホッとしているのかなと。

 

悲しむのが辛いと知っているから

そんな人がいなくてよかった、と

思ったのではないでしょうか。

 

とにかく、他にも読むたびに

考えが変わって

印象が変わって

玉虫色のお話なんですよね。

 

でもやっぱり、このお話は

カッコいい!です。

 

年越しに読めてよかった。