本棚の前が定位置

毎日何か読んでます。次どの本読もうかな〜という幸せな悩みの手助けができれば

読み聞かせ:ちょっと元気がない時に。大人にこそ!

こんにちは。

 

次回の読み聞かせは、中学年。

朝だし、やるぞー!と思ってもらえる

一冊を探して

見つけたのが、こちら。

 

まず表紙がいいですよね。

本棚に飾ったら

それだけでふわっと

元気が出ますね。

 

炎をきりさく風になって by フランシス・ポレッティ、クリスティーナ・イー、スザンナ・チャップマン  訳 渋谷 弘子

 

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毎年12000人以上の女性が

参加するボストンマラソン

しかし、50年前(1967年)には

女性は参加することすらできなかった。

初めての女性ランナーとなった

ボビー・ギブの物語。

(実際にあったお話を下地にしています)

 

走るのが大好きな女性が

もっと走りたい、と願っても

「女性はフルマラソンは走れない」と

親も周りも思っている時代。

ラソン大会の出場が許されない。

そこで男性に変装して

出場するボビー。

さぁ、完走できるのでしょうか。

 

内容はもちろん女性への差別への

抵抗の意味もありますが、

私は性差ではなく、

「無理だ、と決め付けること」の

恐ろしさ、

その思い込みから

抜け出すことの素晴らしさを

伝えてくれます。

ちゃんと応援してくれる人も

いますしね!

(応援の威力も伝わってきます)

 

今回、聞いてくれる子供たちにも

何もせずに「無理」って決めつけないで

自分が「できる」って決めれば

きっと超えられる、と

前向きに思ってもらえるように

気合入れて読んできます。

 

大人にも響く内容ですよ。

大人の方が「無理」って

決めつけがちなので。

 

今なら思いますよね、

『女性はフルマラソンは走れない』って

誰が決めたの?って。

でも当時は、差別とは思わず

そう思ってる人が

たくさんいたわけです。

 

勝手に思っていることがないか

自問自答したいです。

「子供がいるから無理」って

勝手に決めてないかな。と。

 

最後に、ボビーの1年後に

登録された初の女性ランナー

(キャサリン・スウィッツアーさん)の

最近の記事も見つけたので

共有します♪

https://lexus.jp/magazine/20170517/13/spo_marathon.html

 

追記:

主人公であるボビー・ギブさんが

当時を語るyutube動画も見つけました。

https://youtu.be/W8yKILypImQ