小説:初めて「読書会」というものに参加しました!
こんにちは。
小さい頃から本を読むのが好きでしたが、人と感想をシェアすることが少なかった私。
中高生時代の漫画の貸し借りくらいでした。
理由は、自分の感想を人に知られたくない(変だと思われたくない&深く読めてないとか言われたくない)から。
でも、SNSが流行って、自由に他の人の感想を見れるようになると、他の人の意見が新鮮だったり、一緒の感想を読むとすごく嬉しかったり。シェアするっていい!と思えたわけです。
そして、ずっと「読書会」という存在が気になっていたのですが、オンラインで場所の制約から解放されて、やっと参加できました!
翻訳ミステリー読書会
(公開されてます!本読んでから見た方が面白いです♪ https://m.youtube.com/watch?v=t7J8_S7JPxI)
お題は....
あの本は読まれているか ラーラ・プレスコット作、吉澤康子 訳
冷戦下の西と東のお話です。ソ連で書かれた「ドクトル・ジバゴ」という小説をプロパガンダとして出版したいCAIと体制批判として出版を阻止するソ連政府。
CAI側はタイプライターの女性「たち」として描かれる複数の女性のそれぞれの人生。
ソ連側はドクトル・ジバゴの作者(パステルナーク)とその愛人・オリガのドロドロ生活。
二つが絡まり合ってそれぞれの人生を巻き込んで進んでいくストーリーです。
歴史物、スパイものとして読み始めましたが、、これはもう恋愛モノだと思います。
しかも、この人を好きにならなきゃ楽だろうに、、という苦労を背負って生きていく方を選択する人ばかりで、
それが幸せなのか、、と考えながら、それでも、それでも、それでも〜〜抜け出せない感情ってあるんですよね。
実生活ではなかなか味わえない、そんな感情を味わえて幸せな読書でした。
読書ならでは。
開催日が決まっていたのもあって、細切れながら一気に読めたのも良かったのかも。
冷戦下の雰囲気を上手に纏っていて(説明臭くない!)、世界に吸い込まれていく感じもすきでした。
ちょうどチャーチルの伝記を色々読んでいたので、時代の流れも入りやすかったのかもです。
ちなみに、このお話の軸となるドクトル・ジバゴ。
読んだことあります?
映画見たことあります??
私は高校時代の最終登校日に視聴覚室で見せられたんですよ。
この本に出会うまですっか忘れてましたが、今考えてもなぜ、先生がこの映画を選んだのか。。
「人生は色んなことが起きるんだ!覚悟していけよ」ってエールだったんですかね〜。
正直、内容は細かくは覚えてません。それでもこの本は面白く読めますよ。
映画、もう一回見てみようかな、とは思いました。
訳者の方の後書きも、作者の作品紹介(https://youtu.be/sb13FmnBIfI)も見ると、作品愛がびしびし伝わってきて楽しいです!